子供の名前は・・・寝台特急?

 1995年1月

妻と広島県尾道へ旅しました。


ふたりとも大好きな港町。

尾道水道を行きかう「ポンポン船」、映画のロケ地や千光寺山からの眺め、

商店街のアーケード、楽しい散策旅でした。

      千光寺山麓から
         ポンポン船


尾道のホテルでのこと・・・

妻は、熱があると。


旅の数日後、新しい命が宿っていることが判りました!(^^)!


嬉しかった。


妻は、赤ちゃんが男の子だったら
「竜馬」と名付けると。

坂本竜馬
日本の江戸時代、幕末の英雄です。

名前負けしそうだなと思いつつ、

女の子であれば、命名は私がすることになりました。


私には、温めていた「名前」が有りました。


実際、女の子でも男の子でも
授かったのですから、
どちらでも歓迎なのです。

検査の結果、女の子と判明しました(^▽^)/

「よし、みずほ と命名するぞ」


「みずほ」です。

東京ー熊本・長崎を結んだ寝台特急の愛称です。





1995年9月
みずほは誕生し、元気に育ってくれました。

独身時代、そして新婚旅行でも乗車した思い出の列車の愛称を誕生した娘に。


しかし、残念なニュースが・・・

1994年12月
寝台特急みずほ号は乗客減少の為、廃止されてしまっていたのです。
元々、みずほ号は、東京と熊本、長崎を結んでおり、
長崎行きの さくら号、西鹿児島行きの はやぶさ号を
補完する列車でしたので、このような状況下では、廃止もやむを得ないかと。

列車はなくなりましたが、
みずみずしい稲穂の壮大な風景と可愛らしい響き、
娘も
愛される存在になってほしいと願っておりました。


そして、2011年3月
ビッグニュースが・・・

なんと、
鹿児島新幹線開業時に、「みずほ」の愛称は復活しました。

寝台特急の中でも、地味な存在であった「みずほ」は
新幹線へ出世しました。


時は流れて、
もう、30近い年齢となった娘は、
旅に出る時、駅の時刻表に自分と同じ名前を見つけた時
どう思ってるのだろうか(^o^)











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