宮崎で寝台特急に再会 九州自転車旅行⑦ (都城ー宮崎)

 1989年3月25日

10:00都城のビジネスホテルを出発した。


小雨模様でバックのビニールカバーはまだ外せない。

でも、昨日の土砂降りに比べたら走りやすい。


今日は宮崎市まで、約60km。

短距離であるが、途中、峠越えがあるので

すんなりにはいかないだろう。


都城市から宮崎市へは、これまで鹿児島から走ってきた国道10号線は使わず、

国道269号線を走ることにした。


理由はJR日豊本線が並走しているから。

鉄道を見ながら走りたいし、

列車に乗るわけではないが、途中、駅で少し休憩できる安心感があるからだ。


出発から20分後、

早くも「山岳コース」へ入った。

嬉しいことに雨は上がった。


青井岳峠越えである。

この先8km位は上りが続くが

ボチボチ行こう。


上り始めて1時間、青井岳駅に到着。

思っていたより楽だった。


もうお昼なので、駅付近のファーストフード店で

うどんとたこ焼きを注文した。

体も温まる。


エネルギー補給ができて、再出発。

ここからは、宮崎市内へはほぼ下り道で楽しみだ。


豪快なダウンヒルで

ハンドルに取り付けたキャットアイのスピードメーターが

50km/hを超えることもあった。


さすがに速いので、とにかく前をしっかり見て下っていく。


雨、上り・・・これまでのストレスを発散するように飛ばした。


なだらかになった清武付近。

宮崎平野が見えてきた。

早かった。


写真撮影で有名な大淀川鉄橋にて。




今日はここ宮崎市内のユースホステルで宿泊するが、

時間的にまだ早い。


宮崎に到着する

東京からの「寝台特急 富士」を

撮影しよう。


宮崎駅付近で撮影場所を探していると、

貨物ヤードにちょっと入らせてもらい(本当はいけないが)

待ち構える。


ほぼ定刻で到着。長旅ご苦労様。




                              










「特急にちりん」と「サザンクロス」も撮影でき、満足。

このような一等地での撮影、

都会では難しいだろう。







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