1988年11月4日 7:22
昨日、東京駅から乗車した「はやぶさ号」は、ここ福岡県・門司駅に定刻に到着した。
門司では恒例の機関車の付け替えが行われる。
温かい車内からホームに出ると、少し寒いが、新鮮な空気で気分転換できる。
手際よい作業で、6分後発車となるので、
撮影後、急いで車内へ戻った。
ここから先は九州の鉄路をこの赤い機関車が先頭に立って、終着の西鹿児島までブルーの車体を引っ張るのである。
今回、私の旅の目的は、鹿児島県の開聞岳を見に行くことである。
海からそのまませり上がった美しい山体をこの目で見たかった。
終着、西鹿児島まではあと6時間程かかる。
途中、博多、久留米、熊本、八代、川内等
九州の都市をこまめに停車していく。
不知火海を間近に見ながら南下する。
そして、
13:34西鹿児島に到着した。東京から20時間、長かった。
東京から同じコンパートメントの乗客は、八代で下車する際、
「東京からこれで乗り換えなしで八代に着くから楽ですよ」と言っていた。
疲労感はあったものの、完乗した満足感があった。
ホームは桜島の火山灰でうっすら白くなっており、鹿児島を実感した。
到着後、桜島へフェリーで往復した。
デッキでは船員さんが、火山灰を洗い流していた。大変な作業だ。
11月と言えど、南国は温かい。
その日は指宿のユースホステルに宿泊した。
②へつづくhttps://www.terubouzu.icu/2023/10/blog-post_9.html
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